短時間で文章を書く/趣味で翻訳/言葉のイメージ/対案のない批判/必要性vs遊び/回答するモチベ/
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2021年11月23日 Vol.504
目次
対案のない批判をずるく感じてしまう
「づくし」と「ずくめ」 - ショート
必要性から生まれた発明と遊びから生まれた発明
言葉に対して思い描くイメージ
短時間で文章を書く方法 - 文章を書く心がけ
趣味で翻訳したときのちょっとした話
相手の身になって相談に回答するモチベーション - コミュニケーションのヒント
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
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よろしければご利用くださいね。
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対案のない批判をずるく感じてしまう
質問
結城さんにちょっとお聞きしたいことがあります。
たとえば、ノーベル賞のニュースが流れると、そのたびに「日本の学術レベルが下がっている。嘆かわしい」などの批判が見受けられます。
しかし「対案」や「解決策」が付随されていないものが多く、単に批判して終わりになっているので、非常に「ずるく」感じてしまいます。
この直感は大切にすべきなのか、それとも考えすぎなのかどちらでしょうか。
回答
ご質問ありがとうございます。
対案や解決策が提示されずに批判をするのは、批判のための批判、言いたい放題で批判のしっぱなしだから「ずるい」という感覚でしょうか。
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