見出し画像

短時間で文章を書く/趣味で翻訳/言葉のイメージ/対案のない批判/必要性vs遊び/回答するモチベ/

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2021年11月23日 Vol.504


目次

  • 対案のない批判をずるく感じてしまう

  • 「づくし」と「ずくめ」 - ショート

  • 必要性から生まれた発明と遊びから生まれた発明

  • 言葉に対して思い描くイメージ

  • 短時間で文章を書く方法 - 文章を書く心がけ

  • 趣味で翻訳したときのちょっとした話

  • 相手の身になって相談に回答するモチベーション - コミュニケーションのヒント


はじめに

結城浩です。

いつもご愛読ありがとうございます。

Kindle版「数学ガール」シリーズが2021年12月2日(木)まで50%オフのセールになっています。

よろしければご利用くださいね。

◆Kindle版「数学ガール」シリーズ(アマゾン)

では、今週の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


対案のない批判をずるく感じてしまう

質問

結城さんにちょっとお聞きしたいことがあります。

たとえば、ノーベル賞のニュースが流れると、そのたびに「日本の学術レベルが下がっている。嘆かわしい」などの批判が見受けられます。

しかし「対案」や「解決策」が付随されていないものが多く、単に批判して終わりになっているので、非常に「ずるく」感じてしまいます。

この直感は大切にすべきなのか、それとも考えすぎなのかどちらでしょうか。

回答

ご質問ありがとうございます。

対案や解決策が提示されずに批判をするのは、批判のための批判、言いたい放題で批判のしっぱなしだから「ずるい」という感覚でしょうか。

ここから先は

8,943字 / 7画像 / 1ファイル

¥ 216

期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

あなたからいただいたチップは、本やコンピュータを買い、多様なWebサービスに触れ、結城が知見を深める費用として感謝しつつ使わせていただきます! アマゾンに書評を書いてくださることも大きな支援になりますので、よろしくお願いします。 https://amzn.to/2GRquOl