質問

結城先生、こんにちは。

私の恋人についてご相談です。

一般論ですが「円満な人間関係を築くには、まず自分から与えよ」という態度があると思います。それに関連して私は「相手に対して笑顔で接する」「相手のやる気が出る言い方をする」「相手の仕事やプライベートの活動を支援する」などを実践しています。

しかし、私が「与える」ことが当然となってしまい、私が「与える」ことができないと恋人が怒るようになってしまったことで悩んでいます。

私も人間なので、余裕がなくなって「与え」られなくなることがあります。そういうときは、恋人から見れば冷たく映るでしょう。その点を非難されるのです。私が支援できない状況を指して「俺ばかり我慢している」と言われました。

恋人が、仕事のストレスに日々さらされながらも頑張っているのは知っています。しかし、それを私が支えているときだけ感謝され、支えるのをやめると非難されるのです。

私は、相手からの見返りを期待して「与え」ているわけではありません。しかし、支えるのをやめると非難されることが続くと、私の愛情や気力を、相手から「吸い取られている」や相手に「八つ当たりされている」と感じるのです。

　＊　＊　＊

冷静に考えてみましたが、私が「恋人の方ばかりに」「我慢をさせている」と表現されるのは、あまりにも私が尊重されていないと思いました。

この件について恋人と話し合いましたが「ハイハイ俺が悪いんですね」と取り合ってもらえません。仕事のストレスに対しての解決方法を提案しても（私からは直接手が出せないので）提案自体が恋人の負担になるようです。

こういうときに私が恋人を愛情で包み込めたらいいのでしょうが、私もそこまで聖人ではありません……。それに、そこまですると恋人の態度をさらに増長させるような気もします。

結城先生だったらどのように考えますか。

もしよかったらお聞きしたいです。

回答

ご質問ありがとうございます。

これは非常に難しい問題ですね。あなたが悩まれるのはよく理解できます。

私も、何かしらの結論や解決を持っているわけではありませんが、あなたのご質問を読んで思ったことを書いてみたいと思います。ただし、私が書くのは、あくまで個人的な思いですので、あなたが期待する方向の話ではないかもしれません。

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まず大原則として、あなたがおっしゃる「自分から与える態度」はものすごくすばらしいことだと思います。あなたがおっしゃるように「円満な人間関係」を築く上で、また相手を尊重したり、相手を大切に思ったりする気持ちを示す上で、とてもいい態度であると強く思います。

しかし、あなたも書いておられるように、その「与える」ことが滞ってしまったときに、相手があなたを冷たいと感じる危険性があるわけですね。人間関係はほんとに難しいです。