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春ごとに花の盛りはありなめど逢ひ見む事はいのちなりけり

題知らず

#読人しらず #古今和歌集 07 #jtanka #短歌 #春

春が来るごとに花の盛りはあるだろうけれど、その花に会うというのは自分の命しだいなのだなあ。

花はすぐに散ってしまってはかないとよく言われるものですが、春が来るごとに花のほうはしっかりと見事な花を咲かせます。それに比べて、花を見る方の人はどうでしょうか。毎年咲く花に出会いそれを見ることができるというのは人が生きているからこそ。命が尽きれば見ることはできません。花に出会うのは命しだいなのです。

「ありなめど」は「あり+なめ+ど」。「あり」は終止形。「なめ」は推量の助動詞「なむ」の已然形。「ど」は逆接を表す接続助詞で、活用語の已然形に付く。「ありなめど」は「あるだろうけれど」の意味。

〔○・○・なむ・なむ・なめ・○〕

はるごとに はなのさかりは ありなめど あひみむことは いのちなりけり
はるごとに はなのさかりは ありなめど あいみんことは いのちなりけり

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結城浩

書籍執筆者。著書に『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など。http://bit.ly/hyuki-mm にて「結城メルマガ」をnote配信中。https://bit.ly/girlnote にてcakes連載中。2014年度日本数学会出版賞受賞。

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