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好きなことが苦痛になってきた(人生を歩む)

読者さんから

自分が大好きだと思ってやってきたことに多くの時間を費やしていたら、だんだん苦痛になってきました。

そして、無理に好きだと思っている自分の存在に気がつきました。

心から好きだと思えることをまた探そうと思います。

応援してください。

結城浩のメールマガジン 2019年11月5日 Vol.397 より

結城から

応援します。

好きなことがだんだん苦痛になってくるというお気持ちや、もう好きではないのに無理にそう思い込もうとするお気持ちはよくわかります。

老婆心ながら、陥りがちなことについてお話しします。苦痛に気付いた後、つい、自分が「それ」を好きだった時期まで否定したくなるケースがあります。自分がもしも何かまちがった判断をしたのなら、それを反省することは悪くありませんが、その時代のすべてを否定してしまうのはあまりよくありません。各時点での自分を全否定したり、なきものにするとしばしば足元がぐらつきます。

人間は生きています。つまり、時間の流れにしたがって好きなものが変化するのは不思議ではありません。経験が増すにつれて飽きることもあります。過去を全否定するのではなく「あのときの私はそのように判断した。あの時代の自分は、あれが好きだったのだ」ということ自体は認めた方がいいと思います。

過去の自分も自分。現在の自分も自分。そして未来の自分も自分。それぞれの時代を生きる自分をきちんと認め、それぞれの時代を力一杯生きていきましょうね!

応援しています!

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#結城浩 #人生を歩む #悩み #生活 #好きなことが苦痛になってきた


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結城浩 / Hiroshi Yuki
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