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言いたいことが言葉にできず、要領を得ない話し方になってしまう(コミュニケーションのヒント)

質問

説明するときも、感想を言うときも、意見するときも、会話のときも、適切な言葉が出てこなくて要領を得ない話し方になってしまいます。

言いたいことがなぜか直接言葉にできず、適切な言葉にたどり着こうとまわりをグルグルしたり、他の言葉で言い換えようとして失敗したりします。

言葉がわかっていて言えないというのではなく、言いたい言葉に靄がかかって、その言葉がそもそも出てこないのです。言いたい言葉が何なのかもわからなくなってしまいます。

言いたいことを端的に、短く、的確に言うことができず、わたわたしてしまってもどかしいです。

言いたいことは頭の中にあるつもりなのですが、それを言葉にして伝えることができません。感想ひとつ言葉にできないのです。

思考の言語化を怠っているからでしょうか。思ったことを適切な言葉で文章にして書く練習をすればなおるのでしょうか。

結城浩のメールマガジン 2018年6月5日 Vol.323 より

回答

ご質問ありがとうございます。

とても大きな話なので、あなたにぴったりの回答かどうかわかりませんが、私の思ったことをお話ししますね。

まず、適切な言葉をすばやく一発で見つけるというのは、基本的にとても難しいことだと思います。自分を例に挙げて恐縮ですが、リアルタイムの会話はもちろんのこと、ひとりで文章を書いているときですら適切な言葉を見つけることは難しいと感じます。いつもです。だから、時間を掛けた推敲が必要になるわけですが。

以下では、二つのことをお話ししたいと思います。

一つは「少しずつフォーカスを合わせていく」という話。

もう一つは「自分の気持ちに気をそらされない」という話です。

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言いたいことが言葉にできず、要領を得ない話し方になってしまう(コミュニケーションのヒント)

結城浩

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結城浩

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本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。