約束を破る人に怒りを感じる(コミュニケーションのヒント)
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約束を破る人に怒りを感じる(コミュニケーションのヒント)

質問

結城先生にお聞きしたいことがあります。

私のまわりに約束を破る人がいます。ドタキャンをする人、約束をしたのに他の人との約束を優先したいという人、やると言っていたのにやらない人、やめると言っていたのにやめない人、約束をしたこととその内容を忘れる人。

そのような「約束を破る人」は一人ではありません。約束を破る人たちが何を思って約束を破るのか、私は想像できません。どうして約束を破るなんてことができるのでしょうか。

自分はよく「約束を破られる立場」になります。約束を破られるたびに悲しくなります。予定のための労力が無駄になったことや、信じた相手に裏切られた気持ちなどで、相手に対して怒りを覚えます。ところが周囲の人には「そこまで怒らなくてもいいのでは……」などと言われ、まるで私の心が狭いような扱いを受けるのです。

約束を破ることができる人は、何を考えて約束を破っているのか、結城先生の考えをお聞きしたいです。

結城浩のメールマガジン 2019年8月6日 Vol.384 より

回答

ご質問ありがとうございます。

一般的な話として「約束を守る」のは非常に大事なことです。「約束を守る」は信用の根幹に関わるものです。約束を守らないというなら、いまその人が言っていることを頼りにできないということになりますからね。

ここまでが原則。

「約束を守る」のは非常に大事なことです。ですが、もちろんいつでも約束を守れるわけではありません。予定が狂うことはありますし、当初の見込みが甘かったということもあります。では、そのときに約束をした人がすべての信用を失ってしまうか……というと必ずしもそうではありません。

社交辞令のような軽い気持ちの約束だったり、約束が守れないときにきちんと謝罪して別の提案をしてきたり、あるいは、めったに約束を破らない人がたまに破ってしまったり。状況によって扱いはずいぶん変わるでしょう。個人の性格だけではなく、組織の雰囲気なども影響するでしょう。

ここまでが原則と現実。

さて、ここであなたの質問に戻ります。でも、もしかしたらあなたには失礼に聞こえる話かもしれません。ご了承ください。

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結城浩

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結城浩

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本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。