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食べながら話してみよう(コミュニケーションのヒント)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。

食べながら話すと、リラックスできる。

仕事は真剣だ。スタッフ間の対話も真剣勝負だ。自分の全存在を賭けて熱く議論するのだっ!

…というのもいいけれど、ときには雰囲気を変えてみましょう。

たとえば「食べながら話す」というもの。

ぴりぴりした雰囲気のとき。みんなの意見が平行線になったとき。そんなときにちょっと「おやつ」を食べたり、お茶を飲んだり。そんなふうに「食べながら」話してみるのはいかがでしょうね。

コンピュータだって、きちんとファンで冷やしてあげなければおかしくなってしまう。ましてや人間は、モードをときどき変えてあげないと、考え方も固定されてしまう。一つの思考パターンから抜け出せなくなってしまう。考えが固定化された人が複数人集まるとさらにまずい。ぴりぴりした雰囲気の人が集まったら、全体として緊張感が高まってしまう。

うまいタイミングでチョコレートを投入! すると、ほんの少し場が和やかになることがある。チョコをつまみながらディスカッション。ひとあじ違うアイディアも出てくるかもしれません。

え、仕事中、緊張が高まっているときにチョコなんて出せる雰囲気じゃないって…?

うーん、それはそれで別の問題があるようにも思えますね。

 * * *

職場で、みんなの机の上に小さなお菓子を配っていく人がいる。

「仕事中にこういう気が散ることするなよな」という意見もあれば、「こういうの気分転換にいいんだよね」という意見もある。

もちろん、絶対的な正解などあるわけではない(ですよね?)。

でもこういう「ちょっとしたお菓子」によって気分が変わり、モードが変わるということ自体は決して悪いことではない。

なぜなら、それは多くの新たな視点を生み出すからです。

何かを考える。問題解決に取り組む。私たちの毎日はそういうことで満ちています。そしてそんな中で最も困った事態というのは「考えが固定化されてしまって打開策が見いだせない」というもの。

そういうときに思い切った打開策や、新しい発想が必要とされます。そのためにコンサルタントを雇ったり、ブレーンストーミングしたりする。

でも、もしも、ちょっとした「おやつ」を食べるだけで各人のモードが変わるなら、それはそれですばらしいことですよね。

「モードが変わる」というのは多数の人間の手助けを得るようなものです。違う視点を取れる人というのはそれだけで大きな価値を生むものなのです。

 * * *

たかがお菓子。されどお菓子。

たかが食事。されど食事。

集中して集中して問題解決に取り組むのもいいけれど、思い切ったモードチェンジで、「別の視点」を導入するのはいかがでしょうね。

 * * *

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結城浩

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本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。