IT技術者のあなたへ向けた「命の話」(心の健康)
IT技術者のあなたへ向けた「命の話」をします。
二十代の頃
結城は二十代のころ、IT企業でふつうのプログラマをしていました。設計する。プログラムを書く。たまに営業さんといっしょに顧客のところにいって技術的な説明をする。ずいぶん前の話だけれど、現代でも普通にある話じゃないかと思います。
あるプロジェクトでのこと。数名で開発作業をしていたけれど、プログラムをよく書くためか、私がリーダー的な存在になっていました。プログラムは書くけれど「製品とは何か」や「顧客満足」ということを知らず、予算や会社の経営について何も知らない私が。徒手空拳でプログラムを書いて仕事にまとめようとしていた時代があります。
そして、ありがちなことだけれど、納期になっても製品はできず、顧客とのもめごとや何やらで、私は心を病んでしまいました。医者には結果的に一度も掛からなかったので、心を病んでいたのか本当のところはわかりません。
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