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活動を続けられない自分に悩む

質問

大学4年生(一留の5回生)です。

新しい趣味や勉強、その他活動を始める・続けることができないのが悩みです。

小学生のころから、自分の意志で何かを長いあいだ続けた経験がありません。特定の漫画や小説にはじまり、カメラや絵、音楽などの趣味の活動、大学での個々の学問分野の勉強にいたるまで、どんな活動も「半月から1か月ほど夢中になり、すぐに飽きてやめる」を繰り返しています。他方で、世の中には「続ける」ことで充実した人生を送っている(ようにみえる)人がたくさんいます。

結果、大学に入るころには、

(1)そもそも長続きするはずがないので新しい活動に手を出さない
(2)重い腰をあげたときには手を出すタイミングが遅くなっている
(3)それでも時折「今度こそは」と思って手を出すもすぐにやめてしまう

を繰り返すようになっていました。

(大学での勉強も同じ事情でうまくいかず、結局留年しました。就職活動もする前から諦めており、何もしませんでした。)

高校生のころは、教師や親の慰めもあり、「"ほんとうに"好きなもの・夢中になれるものを見つけられていないだけだ」と思い込んでいました。しかし今では、活動と自分との相性ではなく、自分の側にのみ問題があることをはっきり自覚しています。

ものごとに対する期待をうまくコントロールできない(期待できないので始めない/期待しすぎて失望する)ことや、自分に対する期待が高すぎることが理由かとも思いますが、自己診断なのであてにはなりません。

情報が少なすぎて答えることが難しいかもしれません。ですが、自分の悩みについて、何か分析やアドバイスをいただくことはできないでしょうか。

結城浩のメールマガジン 2020年10月20日 Vol.447 より

回答

ご質問ありがとうございます。あなたの質問はずいぶん以前にいただいており、何度も繰り返し読んでいました。最初は「ありがちな話」と思っていたのですが、次第に「少し違うかも」と思えてきました。

あなたが自己分析なさっている通り、単純に「相性の問題だよ」と言い切れないものがあるのかな、と私も感じました。もう少し正確にいうならば、あなた自身がもっと深くご自身を知り、一歩踏み出した自分、一皮むけた自分になろうとなさっている感覚を覚えました。

もちろん、私の勘違いかもしれませんが、いちおう、私が感じたことを少し書きたいと思います。

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