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一年前、本の執筆開始に考えていたこと/対話で引き出されてくるもの/Audible/結城メルマガ12年

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年3月12日 Vol.624



はじめに

おはようございます、結城浩です。

新刊『群論への第一歩』の話。

『群論への第一歩』が刊行され、SNSなどではたくさんの方々がご感想を投稿してくださっています。ありがとうございます! アマゾンのカスタマーレビューも書かれていました。はげみになります!

◆『群論への第一歩』アマゾンカスタマーレビュー
https://amzn.to/49LkBQp

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『群論への第一歩』のレビューアもしてくださった、なかけんさんが関連動画を作ってくださいました。第6章に出てくる正6面体(立方体)をさまざまな軸で回転させる動画です。書籍では表現しにくいところをわざわざ補ってくださいました。ありがとうございます!

◆「群論への第一歩」正6面体群:たんたんと立方体を回転していきます

なかけんさんは、数学の過去問の解き方や数学の考え方を解説していく「なかけんの数学ノート」というWebサイトを運営していらっしゃいます。

◆なかけんの数学ノート
https://math.nakaken88.com/

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知的生産に関わる本を書いていらっしゃる倉下忠憲さんは、Scrapboxで『群論への第一歩』の読書記録を書いてくださっています。一般の読者さんがどんなふうに読んでいるかを読めるのは貴重な体験ですね。ありがとうございます!

◆『群論への第一歩』「第1章 集合」ノート - 倉下忠憲の発想工房

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群論の本が完売? と驚きの投稿をしてくださったのは、ブックファースト新宿店さんです。ジャンル担当者さんもびっくりなさったとのこと。本を読者さんに届ける大切なお仕事、いつもありがとうございます!

◆群論の本が完売? - ブックファースト新宿店

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この他にもたくさんの方々が、感想や応援の投稿をしてくださっています。ぜんぶを紹介できなくてごめんなさい。感謝しております!

◆結城浩『群論への第一歩』公式ページ


甘いミニトマトの話。

先日スーパーで、サラダに入れるミニトマトを買いました。特に何も意識しないで、並んでいたものを買ったんです。でも帰ってきて食べたところ、びっくりするくらい甘くて美味しかったので、捨てたパッケージをわざわざ拾ってブランドを確認しました。

和歌山県産の王糖姫おとひめというブランドで、糖度が高いみたい。まんまるじゃなくてちょっと細長い形をしています。

ミニトマトのブランドなんて気にしたことなかったんですが、今回はブランド名まで覚えてしまいました。次回スーパーに行ったときにはブランドを意識しようと思いました。いや、そのくらい美味しかったのです。

◆王糖姫(おとひめ)|JA紀州|情熱あふれる産地づくりを目指して


Web連載「数学ガールの秘密ノート」の話。

Web連載「数学ガールの秘密ノート」シーズン42は今週で早くも最終エピソード10を迎えることになります。

10週間のあいだ《距離の世界》を駆け抜けてきましたが、今週でいったん終了し、しばらくの間Web連載はオフシーズンに入ります。

いやあ、今シーズンも楽しかったですねえ。《格子点の世界》の円や楕円を考えたり、最短経路のアルゴリズムを考えたり、そして距離空間の公理へとつながっていきます。

今回は《距離》の物語にしたい」ということだけを考えてシーズンを始めましたが、なんとか無事に着地できそうです。応援感謝です!

また今回はシーズン途中で月をまたぐタイミングがありましたので、この機会に girlnote.hyuki.NET から girlnote.hyuki.COM へとドメインを切り換えることもできました。大きなトラブルもなく移行できたようでホッとしています。

◆Web連載「数学ガールの秘密ノート」

《距離の世界》といえば思い出すのは『数学ガール/ポアンカレ予想』の第3章「テトラちゃんの近くで」です。そこでは《距離の世界》のεδ論法から始まり、途中でカチリと《位相の世界》へ切り替わる物語が展開されます。

この章は最初の執筆時点で、レビューアさんからの指摘を受けて全面的に書き直した思い出があります。書き直すのは非常に大変でしたけれど、そのおかげでこの章は結城のお気に入りの章の一つとなったのでした。

◆『数学ガール/ポアンカレ予想』第3章目次


◆『数学ガール/ポアンカレ予想』

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それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。



目次

  • 対話を通じて自分の中から引き出されてくるもの - 結城浩の談話室

  • 再挑戦したAudibleが生み出した新しい読書体験

  • 結城メルマガを12年続けてきて思うこと - 文章を書く心がけ

  • 一年前、本の執筆中に考えていたこと - 本を書く心がけ





対話を通じて自分の中から引き出されてくるもの - 結城浩の談話室

2024年3月2日(土)の「結城浩の談話室」では、中高一貫校で数学を教えると共に学習塾で数学史の解説動画を作っていらっしゃる30代後半の先生とお話ししました。

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