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本に書く題材を見つける方法

結城浩

質問

新刊『数学ガール/ガロア理論』の刊行おめでとうございます。

今回はどのようなストーリーになるのか楽しみにしながら待っています。質問ですが、もしかしたら、すでにお答えになっていたかもしれませんが、「どのようにして本に書く題材を見つけ出すか?」を教えてもらえませんか?

私もいつか読者に喜んでもらえる本を書きたいと思っているのですが、文章の勉強はがんばるとして、どうやったら本の題材を見つけることができるんでしょう。あまり自分が見つけられるような気がしません!

結城浩のメールマガジン 2012年5月29日 Vol.009 より

回答

拙著への応援ありがとうございます!またご質問もありがとうございます。「どのようにして本に書く題材を見つけ出すか?」ですね。なかなか興味深く、また難しい質問だと思いました。

まず、本の題材を見つけるというのは「難しいこと」だと思っています。いろんな条件が重ならないと本の題材は見つかりません。

  • 自分がその題材のことをわずかでも知っている

  • その題材を自分が本にしたいと思う

  • 実際にその題材を本に書くだけの力が自分にある

  • その題材は読者さんに必要とされている

  • その題材を自分が本に書くだけの意味がある

そんなふうにたくさんの条件をクリアして「よし、この題材で本を書こう!」という思いに至るのだと思います。少なくとも結城はそうです。結城は共著で本を書いたことがないので、自分の経験で話します。

今回は特に『数学ガール/ガロア理論』のことを書いてみようと思います。

  • ガロア理論を扱うのをためらっていた理由

  • 題材はいつも七冊分くらいを抱えている

  • 奇をてらった題材は選ばない

  • あたりまえのものの輝きに気付くような作品を

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