生成AIで作る『群論への第一歩』の歌/ChatGPTでWebチェック/自意識とのお付き合い/編集者とのミーティング
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年6月4日 Vol.636
はじめに
おはようございます、結城浩です。
六月になりました。
先週末は台風の影響で気分が重たくなることが多かったです。
「何だか体調悪い気がするんだけど、病気じゃないよね……」と思いつつ、ウェザーニュースを見ると気圧の変化がひどい。低気圧になるときは調子が悪いんだけど、急激に高気圧になるときも調子が悪くなるんですよね。気圧変化に身体が追いついていないのでしょう。
そういう「気圧の乱高下」があるときには、眠っちゃいます。タイマーを掛けて短く仮眠を取ることは多いのですが、こういうときはタイマーも掛けないで寝ちゃいます! ぐっすり眠ったら元気になりました。よかった、よかった。
体調と言えば、最近「お腹ドライヤー」を掛けてないことに気付きました。部屋の模様替えでドライヤーの位置を変えたせいかもしれませんね。
「お腹ドライヤー」というのは、気分がすっきりしないときに「お腹」にドライヤーの温風を当てるというものです。要するにお腹を直接的に温めるわけですね。私にはこれがすごく効きます。
特に原因があるわけでもないけれど、気分が上向きにならないとか、やる気が出ないときに「お腹ドライヤー」を掛けます。そうすると、驚くほどすぐに気分が良くなって元気が出てきます。やけどしないように気を付けてお試しください。
εδ論法の曲(アニソン風)の話。
Twitter(現X)でうどん(@udon_math)さんが「εδ論法の曲」を投稿なさっていたのでご紹介します。
◆εδ論法の曲
https://bit.ly/3X5CMfY
この曲は音楽を生成するSunoというサービスを使って数学的な主張をアニソン風にしたもののようです。楽しいですね。歌詞は(おそらく)次のようになります。
ちなみに、この歌詞は「関数fがaで連続であることの定義」をεδ論法(イプシロンデルタろんぽう)を使って表現したものになります。
◆Suno
Sunoは次のようなことを目指しているサービスのようです(公式Webサイトの文章を翻訳)。
なかなかおもしろそうだったので、結城の最新刊『群論への第一歩』の歌を作ってみました。「群論の旅」というタイトルで、結城が書いた書籍紹介文をプロンプトとして、Sunoが作詞作曲した歌です。すぐあとでご紹介します。
それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
目次
『群論への第一歩』の歌をSunoで作ってみた
ChatGPTにWeb連載を読んでもらう
自意識とのお付き合い - 結城浩の談話室
編集者とのミーティング - 本を書く心がけ
『群論への第一歩』の歌をSunoで作ってみた
Sunoがなかなか面白そうなので、結城も『群論への第一歩』の歌を作ってみることにしました。プロンプトを入力すると、自動で作詞&作曲してくれるようです。
結城によるプロンプトは次の通り。
このプロンプトをもとにしてSunoが自動生成した歌詞がこちらです!
「群論の旅」(結城のプロンプトでSunoが自動生成した歌詞)
ちなみに、これは一発勝負で作ってみたものです。つまり、特に試行錯誤はせず、プロンプトを入力して出てきた一つ目の歌詞です。あちこち謎の部分がありますけれど、おもしろいですねえ!
そして、Sunoが自動生成した歌がこちらになります!
◆「群論の旅」(結城のプロンプトでSunoが自動生成した曲)
https://audio.hyuki.com/20240603122839-258c68935ce70018-group.mp3
今後もこういう「生成AIによる楽曲の自動作成」が進化していくんでしょうねえ!
始めよう〜数学の旅〜
◆結城浩『群論への第一歩』
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