結城浩
本を書く生活が30年、著書は60冊になりました。『数学ガール』『プログラマの数学』『暗…
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実家で引きこもっていたときに母が言ってくれたこと(日々の日記)
もう、何十年前の話だろうか。
私には数年、実家で引きこもっていた時代がある。何もできず、ただ家にいた時代だ。二十代の自分。
当時はインターネットも発達していない。ほんとうに「朝起きて寝る」だけの生活だった。
プログラマになる直前の頃のこと。朝起きて夜寝る前まで、会話する相手はコンピュータだった。PascalとCとアセンブラが会話相手である。
いや、それは嘘だな。
父と母と祖母がいたからだ
母が教えてくれたこと(文章を書く心がけ)
母の話を書こうと思う。
結城メルマガではよく父の話を書いている。教育者としての父。理系の世界を垣間見させてくれた父。自分の仕事を考えても、自分の生活を考えても、父の影響は大きい。結城は父から「教える」ということを学んだ。
◆父から学んだ「教える」ということ
父のことと共に、母のことをよく思う。母は、実家で一人暮らしをしている。私は毎朝、母にメールを送る。母は毎朝携帯でメールを返す。
母は短