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結城浩ミニ文庫

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結城浩が書いた「ちょっとした読み物」を電子書籍としてまとめました。
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#結城浩ミニ文庫

セルフブランディングで大切にしていること(結城浩ミニ文庫)

個人で活動している方、特にネットを活用していきたいと考える方のために「セルフブランディング」に関わる内容を書きました。具体的には以下の三つのポイントをお話ししています。ぜひお読みください。 (1)みんなに「私」を認識してもらうこと (2)みんなに自分の活動内容を知ってもらうこと (3)みんなから応援してもらうこと この文章はインディーズ作家のための月刊誌『月刊群雛』(2015年12月号)に掲載した読み物です。再録を快諾くださった編集部に感謝します。 セルフブランディング

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数式って言葉なんだよ(結城浩ミニ文庫)

季刊誌「プレジデントFamily」誌に寄稿したコラムです。 本は好きだけど算数はちょっと苦手かなという小学生に向けて書いた、結城浩からの「お手紙」です。  * * * こんにちは。 この文章を読んでいるあなたへ。 あなたは、小学生ですか。 あなたがこの文章を読んでいるのは、親から「これ読みなさい!」と言われたからでしょうか。いや、でも、そんなことはどうでもいいよね。  * * * 「言葉」は、誰かが何かを伝えるためにあるものです。 あなたは、すてきなことを何

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少女アルファの冒険(結城浩ミニ文庫)

(これは、「算数ガール」に極めて近い「数学ガール」の物語) 図書室には、私だけのお気に入りスポットがある。図書室の隅、二つの書架の間にちょうど自分の体を納めるほどのスペースが空いている。お気に入りのその場所に、ぺたんと座り込んで読むのが好き。身体全体が包まれて、安心して本に入り込める。誰からも見られない、私だけの世界に。 その日……運命との出会いの日も、私は図書室にいた。森の木のようにたくさん並んだ書架の間を歩き回り、そしてたまたま、いつもは寄りつかない書架に向かった。ち

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老いに備える知的生活(結城浩ミニ文庫)

結城が「老い」ということをどう考えているか、そして「老いていく自分」をどう仕事に適用させていくか、そういうお話をお届けします。 老いに備える知的生活 PDF/A5版/10ページ/DRMなし 2015年5月12日 結城浩ミニ文庫mini-007 https://www.hyuki.com/mini/ ※結城メルマガVol.163で配信されたものです。 ※購入すると、PDFのダウンロードボタンが以下に表示されます。

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iの平方根(結城浩ミニ文庫)

「虚数単位i」の平方根ってどうやって求めるの? 親子で交わす数学対話です。 iの平方根 PDF/A5版/15ページ/DRMなし 2014年7月22日 結城浩ミニ文庫mini-004 https://www.hyuki.com/mini/ ※結城メルマガVol.121で配信されたものです。 ※購入すると、PDFのダウンロードボタンが以下に表示されます。

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不安について(結城浩ミニ文庫)

不安は、不可能と密接に関係している。 未来がどうなるか知るのは不可能である。 だから、不安になる。 自分がこう言ったら、相手はどう思うだろうか。 相手は私の思う通りに動いてくれるだろうか。 この仕事はうまく行くだろうか。 受験はうまく行くのか。結婚はどうか。子供はどうなるか。 それに答えるのは不可能である。 だから、不安になる。 しかし、不安になるからこそ、 問題を解決しようと「考える」側面があるのも事実である…… 不安について PDF/A5版/9ページ/DRMなし 2

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優しく、美しく、気高い数学書(結城浩ミニ文庫)

結城浩が読みたいと思っている数学書を『優しく、美しく、気高い数学書』という文章にまとめました。 『優しく、美しく、気高い数学書』は、数学書房の書籍『この数学書がおもしろい(増補新版)』に収録されている結城浩の文章を再掲したものです。現在刊行中であるにも関わらず、再掲を快諾してくださった数学書房編集部に感謝します。 なお、『優しく、美しく、気高い数学書』は、結城浩のメールマガジン「コミュニケーションの心がけ」2016年11月29日 Vol.244で配信されたものと同じです。

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結城浩のサブスタック2020年10月号(結城浩ミニ文庫)

本書は「結城浩のサブスタック」で2020年10月に配信されたメールを電子書籍(epub)としてまとめたものです。 なお、2020年11月現在、文章そのものは「結城浩のサブスタック」のWebサイトで読むことができます。 目次 はじめに ドライヤーと謎解きと 継続する一週間 時間のスケールと視野のこと 宇宙の手応え 今日という時を編む さあ、好きなことを 対話に正解はありません 鹿の声と地下の空間 お茶を飲みつつ適語選択 きちんと流れを見つけて しあわせな気持ちという内部状態

結城浩のサブスタック2020年9月号(結城浩ミニ文庫)

本書は「結城浩のサブスタック」で2020年9月に配信されたメールを電子書籍(epub)としてまとめたものです。 なお、2020年10月現在、文章そのものは結城浩のサブスタックのWebサイトで読むことができます。 目次 はじめに 「結城浩のサブスタック」について 丁寧に手を洗うということ すぐには着地しないグライダーのこと 時の流れに棹さすために 立ち止まって味わうこと 集中するということ 外に出るということ 読者の手に渡すということ 手を動かして考えるということ 何か新

『和算書「算法少女」を読む』を読む(結城浩ミニ文庫)

岩波書店『科学』(2010年3月号)に掲載した書籍紹介記事です。再録を快諾くださった編集部に感謝します。 『和算書「算法少女」を読む』を読む PDF/A5版/6ページ/DRMなし 2018年08月20日 結城浩ミニ文庫mini-019 ※結城メルマガVol.243で配信されたものと同じです。 ※購入すると、書籍紹介PDF(『和算書「算法少女」を読む』を読む)のダウンロードボタンが以下に表示されます。

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読み・書き・自己言及(結城浩ミニ文庫)

講談社『群像』(2013年9月号)に掲載した短いエッセイです。再録を快諾くださった編集部に感謝します。 読み・書き・自己言及 PDF/A5版/3ページ/DRMなし 2016年07月25日 結城浩ミニ文庫mini-017 ※結城メルマガVol.226で配信されたものと同じです。 ※購入するとPDFのダウンロードボタンが以下に表示されます。

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私の髪は、妻が切る(結城浩ミニ文庫)

散髪しながらの夫婦の会話。 私の髪は、妻が切る。 私は妻の散髪が好きだ。それは、自分の髪が整うからだけではない。散髪する間、妻と二人でゆっくり話ができるからなのだ。 「自分の書くものについて考えているんだけど」と私が言う。 「いつものことね」とハサミを止めることなく妻が言う。 「次の十年のことを考えているんだ」 「十年?」 (本書は、散髪しながらの何ということもない夫婦の会話です。続きは以下からどうぞ) 私の髪は、妻が切る PDF/A5版/8ページ/

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箱の中の音(結城浩ミニ文庫)

ミステリ風味の夫婦の会話。「ブルーベリー、買うの忘れてたから冷凍ので」と妻が言った。 白いテーブルで私と妻は向かい合い、朝食代わりのアサイーボウルを食べていた。シェイクしたアサイーフルーツをベースに、切ったバナナとグラノーラが入っていて、さくらんぼとフローズン・ブルーベリーがトッピングになっている。冷たくてほんのり甘い。 「彩りもいいね」と私はさくらんぼをつまんで言った。 ここ数日雨が続いていたけれど、今日は久しぶりに晴れた朝となった。大きく開いた窓から初夏を思わせる風

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新しい本の企画を考える(結城浩ミニ文庫)

本の企画を考える夫婦の対話。日曜日の礼拝が終わって、私は妻とカフェに入った。最近ずっと帰りが遅かったので夫婦でゆっくり過ごす時間が少なかったからだ。まだお茶には早い時間だったせいか、店内はゆったりしていた。 夫婦でゆっくり過ごす時間と言いながらも、私の鞄の中にはいま読んでいる第四章の原稿プリントが入っている。思わぬ空き時間があったら読もうと持参してきたものだ。でも、席に着くなり原稿を取り出すわけにもいかず、しばらく妻と会話を続ける。 「最近、松浦さんの本を読んでないなあ」

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