結城浩
2020/06/22 22:03
先日、ある方がネットで書いた文章を見て驚愕しました。その方は結城の本『数学文章作法 基礎編』をノートに書き写したというのです。これまで『数学文章作法 基礎編』をタイプして写したという方は何人かいらして、それにもたいそう驚き、また感謝したものです。しかし今回は「手書き」で写したとのこと。書き写す作業を日課のように約五ヶ月続け、ノート一冊半になったらしいです。驚きです。結城も、文章練習の一環と
2019/08/23 22:08
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2017年8月1日 Vol.279 より夏休みの読書感想文夏休みの宿題で「読書感想文」が課された経験は多くの人が持っていると思います。そして、とても苦労した思い出もありますよね。結城もそうです。文章を書く仕事をしている身として、少しでも楽しく文章を書いてもらいたいと思い「読書感想文のテンプレート」をご紹介してみましょう。ああ、小中学校時代の自分
2019/08/05 20:01
「心の物語」というコーナーを先日アップデートしていました。このコーナーは、結城が1996年(当時32歳)から2006年(当時42歳)にかけて書いていた短いお話たちを集めたもの。ほとんどが一分も掛からず読めるような、ほんとうに短い「物語」です。これらの物語を書いたのは、何か目的があったわけではありません。でもいま読み返すと、私としては、これらを書いていたときの自分の心情を思い「なるほど」と感
2019/07/26 07:00
結城は、「あたりまえ」のことを「あらためて」考えるのが好きです。自分が見たもの、聞いたもの、ふと思いついたこと。それが「あたりまえ」だとしても「あらためて」考える。それを楽しく感じます。「あたりまえ」というと、考えるのをそこでやめそうになります。だって、あたりまえなんですから。考えるまでもないことなんですから。でもあえてそこで「あらためて」考えてみる。・ほんとうに「あたりまえ」なのかな
2019/07/11 23:09
結城のところには「文章が書けるようになりたい人」や「本が書けるようになりたい人」から、しばしばメールがやってきます。大ざっぱにまとめるなら、こんなメールです。文章が書けるようになりたいのですが、どうすればいいかわかりません。本が書けるようになりたいのですが、どうすればいいかわかりません。できるだけ個別には返信しているのですが、私の時間には限りがあるので、全員に返信することは不可能で
2019/06/29 21:33
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年8月4日 Vol.175 よりいそいで書かなければいけないときには、ゆっくり書く方がいい文章を書くときに《わざとゆっくり書く》という話をしましょう。いそいで文章を書かなければならないとき、つい、いそいで文章を書いてしまいがちです。あたりまえのようですが、実はそれ、あまりいい方法ではありません。いそいで文章を書かなければならないときほど
2019/06/20 12:54
購入すると同内容の電子書籍(epubとPDF)がダウンロードできます。結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2014年12月9日 Vol.141 より「文章を書く心がけ」のコーナーです。国語の授業中学校のころ。中学校では、数学も英語もすごく楽しかった。はっきりと「学ぶべき次のこと」がわかった。たとえば関数。たとえば現在完了。先生が教えてくれる、それらの新しい事項を楽しんで学んだ
2019/06/18 22:06
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年9月13日 Vol.233 より執筆ノウハウの話。結城はつねづね、自分の「執筆ノウハウ」をいくら事細かに解説しても、「他人に取られて商売上がったり」にはならないと思っています。誰かの「執筆ノウハウ」を手に入れても、執筆がたいへんな作業であることには変わりないからです。「執筆ノウハウ」を聞いて100の手間が90に減ることはあるかもしれませんが、
2019/06/16 16:13
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年7月12日 Vol.224 より作品を書く人は、言い訳をしません。ここでいう「言い訳」というのは「本当の言い訳」のことです。創作者はいくらでも作品中で「見かけ上の言い訳」をします。それは作品の中に組み込まれていて、一定の効果を狙って書かれているものです。いまから書くのはそういう「見かけ上の言い訳」ではなく、作品外で作者が語る「本当の言い訳
2019/06/14 10:13
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年2月23日 Vol.204 より●テトラちゃんからの問いかけテトラちゃんから、 「意識して文章を書くようになったのはいつからですか?」という質問をいただきました。結城は『数学ガール』や『数学ガールの秘密ノート』を毎日のように書いているので、登場人物の数学ガールたちや「僕」とは、頻繁におしゃべりをしていることになります。先ほどの質問