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学ぶときの心がけ

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学校はもちろんのこと、生活や仕事の中にも「学ぶ」場面はたくさんあります。そんなときに心がけたいちょっとしたことをお話しします。
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#高校生

高校二年生、成績はいいけれど不安(学ぶときの心がけ)

質問現在、公立の高校二年生です。 数学はおそらく得意な方で、進研模試だと偏差値80くらい出ます。 が、簡潔に言うと、わからないことが多く感じて不安です。問題に出会うたび、「あ、ここ、わかっていないかも」「忘れちゃいそうだな」「このままで先進むのこわいや」と思ってしまいます。 この不安感とはどう向き合えばいいでしょうか。 不安感を感じ始めたのは高校数学を始めたころからです。 成績は下がっていません。 結城浩のメールマガジン 2018年8月28日 Vol.335 より

高校時代に出会った感動の参考書

有料になっていますが、無料でテキスト全文が読めます。有料エリアには電子書籍が置いてありますのでお好みでどうぞ。 こんにちは、結城浩です。 「学校で学んだことは実社会で役に立つ・立たない」という話題はときどき出ますね。でも当然ながら「役に立つ」か「役に立たないか」という二値で話が済むわけではありません。どういう点がどれだけ役に立つかという程度の問題になりますし、人によって、教科によって、人生の時期によって変化するでしょう。さらにいえば、本人は意識していないけれど「役に立って

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英語・数学・国語を学ぶ(学ぶときの心がけ)

結城メルマガのVol.209で「英語と国語」の話を書いたところ、高校生の方から反響があったので、続きを少し書きましょう。  * * * 結城が若いときに学んだことは非常に役立っています。特に、高校までに身につけた「英語・数学・国語」の力は、結城の毎日の仕事にとても役立っています。英語・数学・国語は、まさに《主要三科目》といえます。これが現在の生活を根底から支えているといっても過言ではありません。若いときに学んでおいて本当によかった!と心から思います。 とはいうものの、も

数学を学ぶあなたへ(結城浩ミニ文庫)

本書は、2020年11月7日〜9日にオンラインで開かれた、第67回早稲田大学理工学術院大学祭「理工展」有志企画「数学ってなにするの?」から依頼を受けて寄稿した文章をもとに、加筆修正したものです。 再録を快諾してくださった有志企画「数学ってなにするの?」さんに感謝します。 この文章は、以下の三つの質問へ答える形式になっており、理工展に訪れる「数学に関心のある中学・高校・大学生」向けに書かれています。 質問1. ご自身が学生のとき、どのように数学に向き合ってきましたか

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