本を書く心がけ

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本を書くときの限界はどこにあるのか
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本を書くときの限界はどこにあるのか

本を書くときの限界はどこにあるのかというお話をしましょう。 結城浩のメールマガジン 2017年8月15日 Vol.281 より ※注意:以下の文章における「現在」は2017年です。  * * * 先日、筑波大学大学院の @buku_t さんによる、こんなツイートを読みました。 高校時代、特に好きなことも夢とかも無くて、本屋に行ったときに偶然数学ガールに出会い、そこから数学が好きになってここ(数学専攻 博士課程)まで来たので、結城先生にリプ送るとき未だにめっちゃ緊張す

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自画自賛は恥ずかしくないか(本を書く心がけ)
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自画自賛は恥ずかしくないか(本を書く心がけ)

質問自画自賛するのは恥ずかしくありませんか。 結城浩のメールマガジン 2019年11月12日 Vol.398 より 回答ご質問ありがとうございます。 自画自賛するのは恥ずかしいか、恥ずかしくないか。 よく考えてみました。「自分が作ったから」という理由だけで、自分の作品をほめたたえるのはいささか恥ずかしいときはありますね。 でも、自分の目で見て「うん、これはいいものだ!」と思った自分の作品をほめたたえるのはまったく恥ずかしくありません。 自分が書いた本の場合、長い時

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進捗が出ないときに自分に厳しく当たってしまう心理からの脱却(仕事の心がけ)

進捗が出ないときに自分に厳しく当たってしまう心理からの脱却(仕事の心がけ)

※この文章は、結城が『数学ガール/ポアンカレ予想』を書いている途中、なかなか進まなくて悩みに悩んでいるときに書いたものです。執筆が進まなくて自分に厳しくあたってしまう心理を自分なりに分析して、うまく切り換える方法を考えたプチ体験談が書かれています。同じように進捗が出なくて自分に厳しくあたる(そしてめげる)人には参考になるかもしれません。 結城浩のメールマガジン 2017年1月24日 Vol.252 より 進捗が出ないとめげてしまう『数学ガール/ポアンカレ予想』を書いていま

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執筆において「見切る」ことは大切だが難しい(本を書く心がけ)

執筆において「見切る」ことは大切だが難しい(本を書く心がけ)

「本を書く心がけ」のコーナーです。今回は、  「見切る」ことは大切だが難しい というお話です。 以下に書かれているのは「まとまったハウツー」や「技術的にこうすればいい」というよりは、「本を書くときにはこんなふうにもがいている」という「エモい話」です。本を書こうとしている人や、本を書いていて何かに行き詰まっている人にはヒントになるかもしれません。長い文章を書くことに関心がない人にはピンと来ない内容だと思います。 結城浩のメールマガジン 2018年2月27日 Vol.30

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難しいことを書きたくなる衝動をどう抑えるか(本を書く心がけ)
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難しいことを書きたくなる衝動をどう抑えるか(本を書く心がけ)

質問数学書を書くときに、難しいことを書きたくなったりすることはありませんか。 私も数学書を書いていますが、つい、想定する読者レベルを超えて難しいことを書きたくなってしまいます。 どのようにしてそのような衝動を抑えればいいと思いますか。 結城浩のメールマガジン 2018年10月2日 Vol.340 より 回答結城が書いているものは数学書といえるのかどうかわかりませんが、本の書き手という意味では同業者さんですね。ご質問ありがとうございます。 結城の場合を振り返ってみます

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自分の作品の価値がどこにあるのかわからない(本を書く心がけ)

自分の作品の価値がどこにあるのかわからない(本を書く心がけ)

質問 こんにちは。 クリエイタとして「自分の作品の価値」を磨きましょう、それを言葉にしましょう、と言われます。しかし、自分の作品のどこに価値があると認められているのか、正直よくわかりません。 ネット上に作品を出すと、30~50回ほど見に来ていただいてるようなので、惹かれるところがないわけではないと思います。 ただ、何を求めていらしているのかがわからなくて「磨く方向に迷う」といいますか…… 結城さんは、ご自身の作品について、読者がどんなところに価値を感じているとお考え

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書くまでは、書かれていなかったのだ - 著者として[世界を変えた書物]展で思ったこと(本を書く心がけ)

書くまでは、書かれていなかったのだ - 著者として[世界を変えた書物]展で思ったこと(本を書く心がけ)

結城浩のメールマガジン 2018年11月6日 Vol.345 より 上野の森美術館で開催された[世界を変えた書物]展に行ってきたのでそのことを書きます。本を書く身としての、ごく素朴な感想です。 [世界を変えた書物]展はK.I.T.金沢工業大学、上野の森美術館主催による「本」に関する展覧会です。東京展は2018年9月8日〜24日に開催されました。 この展覧会を、結城のまわりの人たちが「見に行きました!」と言っているのは知っていました。でも、結城自身は出不精なこともあり、仕

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いま、書こう!(本を書く心がけ)

いま、書こう!(本を書く心がけ)

結城は、調べ物や確認のために「数学ガール」シリーズを読み返す場合があります。その際に「現在の私にこれは書けないなあ」とよく感じます。数学の内容にせよ、彼女たちの振る舞いや心の動きにせよ、「いまの自分には書けない」と思うのです。 「書けない」といっても、それに対して「悲しい」や「悔しい」と感じているのではありません。むしろ逆です。私は「ああ、私は、そのときにしか書けないことをちゃんと本としてまとめていたのだ」という達成感を味わうのです。 文章に限った話ではありません。何かを

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どうやって「自分が書きたいもの」をみんなが読みたくなるようにするのか(本を書く心がけ)

どうやって「自分が書きたいもの」をみんなが読みたくなるようにするのか(本を書く心がけ)

質問 私は「みんなが読みたいもの」と「自分が書きたいもの」とをすりあわせるのが苦手です。 結城さんはどうやって「自分が書きたいもの」をみんなが読みたくなるようにしていますか。 ぜひ教えてください。 結城浩のメールマガジン 2018年6月26日 Vol.326 より 回答 ご質問ありがとうございます。 たいへん興味深いテーマですので、じっくりお話しさせてください。 結城がどんなふうにして『数学ガール』などの物語を書いているかについては『数学ガールの誕生』という本

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読み切り漫画は描けるけど、連載漫画が描けない! 物語はどうやって作ればいいの?

読み切り漫画は描けるけど、連載漫画が描けない! 物語はどうやって作ればいいの?

質問 連載漫画が描けずに悩んでいます。 私はこれまで、30ページから50ページの読み切り作品を中心に漫画を描いてきました。その中には「連載にしてみよう」と言われた作品もあったのですが、いつも続きが考えられず、話が流れてしまいます。 私は主に「自分が気づいたこと・感動したこと・思い浮かんだシーン」から話を膨らませます。読み切りというのはまさに「その部分」を描きたくて作ったお話ですから、伝えたいことを描き終えてしまうと満足してしまい「じゃあ、そのキャラの続きの話を…」と言わ

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