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心の健康

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心の健康を保つためのちょっとした心がけや工夫についての読み物を集めました。
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#人生

不安について(結城浩ミニ文庫)

不安は、不可能と密接に関係している。 未来がどうなるか知るのは不可能である。 だから、不安になる。 自分がこう言ったら、相手はどう思うだろうか。 相手は私の思う通りに動いてくれるだろうか。 この仕事はうまく行くだろうか。 受験はうまく行くのか。結婚はどうか。子供はどうなるか。 それに答えるのは不可能である。 だから、不安になる。 しかし、不安になるからこそ、 問題を解決しようと「考える」側面があるのも事実である…… 不安について PDF/A5版/9ページ/DRMなし 2

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怒りについて/生きることを学ぶ旅

質問結城さんは「怒り」という感情にどのように向き合っていますか。 結城浩のメールマガジン 2017年12月19日 Vol.299 より 回答ご質問ありがとうございます。

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生きている意味と自分に与える猶予(日々の日記)

生きている意味についてよく考える。 私たちはふだん、当たり前のように日常生活を送っている。年齢に応じて、自分が与えられた環境に応じて生きている。 具体的にいうなら、生徒や学生は学校に通い、社会人は会社に通う。家庭の仕事をしている人は、家にいて与えられた「業務」をこなす。休日になればいつもと違う日常を求めて出かけ、思い思いに時を過ごす。 でも、自分に対してプレッシャーが掛かったり(〆切や納期が近いとか)、非日常が襲ってきたりするとき(家族に不幸があったり事件が起きたり)に

ストレスの多くは他人を動かしたいという気持ちから来る(日々の日記)

私たちが感じるストレスの多くは、 ということから生じているという仮説を結城は持っています。 そして同時に「他人を思うように動かす」というのは、ほぼ不可能といういえるくらい難しいことだということも思います。 ある人間が、自分の思うように動かせる可能性があるのは「自分」だけですが、それですら、すでにかなり難しいものだと思います。自分自身を思うようになんて動かせません。少し考えれば、それはわかります。自分のことを思い通りに動かせている人なんて、どれだけいるでしょう。たとえばあ

自分が破産しているという気分

あなたは、自分が破産しているという気分になることはないだろうか。 破産している気分(あるいは事実)。 自分の力では「やっていけない」という状況。 これは駄目だ、このままでは駄目だという焦り。 何かが違っている。ボタンを掛け違ったように、先へ進めば進むほど、「間違った道だけれど後戻りしにくい」という事態。 そういう立場に自分がいるのに気づくことはないだろうか。 ちなみに私はそういう気分に陥ることがよくあります。 いや、よくありました、と過去形にしたほうがよいかもしれない。