賞を受けた本の良さがわからない
質問
結城さん、こんばんは。
最近、芥川賞などの有名な賞を受けた本をときどき読みます。しかし、その良さがわかりません。どういう箇所が評価されているのかもわかりません。
わたしが良いなあと思う本は、軽い読み物ばかりで(良いというか、純粋に深く考えず読めて分かりやすいというのを、自分の中で良いという表現にすり替えてしまっているのかもしれません)、重い読み物は良さがわからないのです。
良さがわかるようになれば、もっと日常の楽しみの幅が広がるのにな、と思います。他の人の感想などをみるに、表現方法や、文体なのでしょうか。いまいちピンときません。
結城さんは、受賞した本に関してどんなところに良さを感じますか。また、どうすれば良さをかんじられるようになると思いますか。
回答
ご質問ありがとうございます。受賞した本といっても、文学賞にはさまざまな種類や性質がありますので一概には言えません。たとえば、芥川賞は純文学の文学賞ですね。自分の好みに合った文学賞を見つけるというのもおもしろいかもしれませんよ。
「どんな本を読むか」や「どのような本をおもしろいと思うか」は非常にプライベートなものです。ですからひとくくりにはできませんし、ましてや人に強制することもできません。画一的にこれがいいのだとはいえないのです。あ、もちろん、あなたがそうだと言っているわけではありませんよ。
本と人は似ている
本は人に似ています。人と付き合っていると「合う・合わない」があります。あの人は、みんなから慕われている人気者だけど、どうも私には合わないみたい……人に対するそんな「相性」を感じることがあるでしょう。本に対しても似たようなことがいえそうです。
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