基本的情報を押さえよう(日々の日記)

「○○が良い」や「○○は悪い」のように、ざっくりした評価を耳にすることがあります。

そんなときには「誰にとって、良いの?」や「どんな意味で、悪いの?」のように考えたいものです。

「誰にとって」や「どんな意味で」に限った話ではありません。

「いつ」「どこで」「なぜ」などを補って考えたいということです。

・それは「誰にとって」良いのだろうか。
・それは「どんな意味で」悪いのだろうか。
・その評価は「いつ」の話だろうか。
・「どこで」その評価が下されたのだろうか。
・「なぜ」それを良いというのだろうか。

考えてみますと、これは文章を書くときの5W1Hに似ています。5W1Hというのは、

・誰が(who)
・いつ(when)
・どこで(where)
・何を(what)
・なぜ(why)
・どのように(how)

の頭文字を取ったものですね。

文章を書くときにこれらの要素をきちんと書きましょうという話ですが、それは物事を明確にすることに役立ちます。

 * * *

結城自身がよく体験すること。

家に帰って妻に「あのね、こんなニュースを見かけたよ」と説明しようとしても、なかなかうまく説明できないのです。

ぼんやりした印象は残っています。でも、人に伝えるために基本的情報を補って話そうとすると、自分がそれらの基本的情報を押さえていないことに気付きます

その結果、妻に対して、

どこの誰かは知らないし、
いつの話もわからないし、
そんなことを何のためにやったか、
どのようにやったかも知らないけど、
おもしろい発見があったんだよ。

のような、間抜けな説明をすることになってしまいます。

世間話なら笑い話ですみますが、自分がしっかり考えるべき話題では、こうならないようにしなければ、ね。

基本的情報を、しっかり押さえよう。

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#結城浩 #日々の日記

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結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年2月16日 Vol.203 より


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結城浩

書籍執筆者。著書に『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など。http://bit.ly/hyuki-mm にて「結城メルマガ」をnote配信中。https://bit.ly/girlnote にてcakes連載中。2014年度日本数学会出版賞受賞。

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