仕事の心がけ

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ノート

仕事のオファーを断る(仕事の心がけ)

ずいぶん以前のことですが、ある人から「フリーランスは、オファーされた仕事を断ってはいけない。さもないと次の仕事が来なくなる」という主旨のアドバイスをもらったことがあります。

そのアドバイスを聞いたときには「そういうものですか」と答えましたが、それ以来ずっと「違うんじゃないかなあ」と思い続けてきました。つまり「オファーされた仕事は断ってはいけない」というのはまちがっていると私は思うのです。

それ

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トラブルを受け止める態度(仕事の心がけ)

仕事をしていると、日々さまざまなトラブルが起きます。

トラブルが起きるのは、ある意味ではチャレンジをしているともいえます。その点では、自分をほめてもいいですが、だからといってトラブルがつらくないわけじゃないですね。

トラブルは、どんな態度で受け止めればいいのでしょう。

 * * *

最近の結城のお気に入りは、

 「まあ、そういうこともあるよね」

という受け止め方です。ほんとに声に出して

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「言った!」「言ってない!」は失敗プロジェクト(仕事の心がけ)

あるプロジェクトを進めているとしましょう。仲間同士の活動でもいいし、会社の業務でもいいのですが、ここでは会社の話とします。

プロジェクトは複数人で進めるのがふつうです。ときには複数の会社から人が集まることもあります。自社から何人、他社から何人、みたいな形でチームが作られ、プロジェクトが進行します。

多くの場合、プロジェクトでは定期的に打ち合わせや進捗報告がなされます。問題が起きれば相談して問題

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「わからない」こそ伝えよう(コミュニケーションのヒント)

くわしい状況が「わからない」とき、私たちは伝えるのをためらいがちです。でも「わからない」ことこそ、きちんと伝えた方がいいですよ。

×「わからない」を伝えなかった例

社員「残念ながら、各モジュールとも開発が予定より遅れています。入力モジュールの開発は、四課のメンバに加わってもらうことにしました。出力モジュールの開発はヘルプが困難なので、機能を落とすことにします。報告は以上です」
上司「なるほど。

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森博嗣『作家の収支』を読んで(仕事の心がけ)

森博嗣さんの『作家の収支』という本を読みました。

最近はあまり読んでいませんが、数年前は森さんの作品をよく読んでいました。おそらく続けて数十冊は読んだと思います。

この『作家の収支』は、タイトルの通り、森さんの収入と支出について書かれている一冊です。十五億円の収入を自慢をするわけでもなく、もちろん卑下するわけでもなく、持論を得意げに語るわけでもない。研究会で発表するような淡々としたトーンで、デ

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落ち込むときの対処法(仕事の心がけ)

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年8月4日 Vol.175 より

この文章を購入すると同内容の電子書籍(epubとPDF)がダウンロードできます。

はじめに

「仕事の心がけ」のコーナーです。

「仕事の心がけ」というよりも「生活の心がけ」になりますが、今日は「落ち込むときの対処法」について少しお話しします。

誰でも「落ち込む」ことがあるものです。そんなときにどう対処したら良い

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せっかく書いた「引き継ぎ資料」が誰からも読まれないわけ(コミュニケーションのヒント)

※ほぼ半分を無料公開しているノートです。

こんにちは、結城浩です。

コミュニケーションというのは何もリアルタイムな会話とは限りません。文書を通じてのコミュニケーションもありまして……。

今日は、そんなお話をしましょう。

 * * *

Aさんが、仕事の引き継ぎのために資料を作ろうとしました。Aさんは仕事熱心で、しかもきちんと仕事をしようとするタイプでしたので、次のように考えました。

Aさ

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停滞プロジェクトを再開する三つの指針(仕事の心がけ)

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年3月29日 Vol.209 より

この文章を購入すると同内容の電子書籍(epubとPDF)がダウンロードできます。

「仕事の心がけ」のコーナーです。

 * * *

『数学ガールの秘密ノート/場合の数』の再校読み合わせも終わり、これで本書の原稿に関する作業はほぼすべて終わりました。あとはサイン本を作ったり、アナウンスしたりなど、発売前の楽しい活

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「先生」という呼称(仕事の心がけ)

結城はしばしば「結城先生」や「結城浩先生」と呼ばれます。厳密に言えば、私は学校の先生ではないので、「先生」という呼称はふさわしくはない、と言えなくはありません。 

でも、私としては「何とでもお呼びください」と思っています。

しばしば、大学の先生の中には「私を先生と呼ばないでください」という方もいらっしゃいます。「先生」という呼称が暗黙の上下関係を生み、自由な議論の妨げになる、といったニュアン

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未来につながる仕事(仕事の心がけ)

仕事をしていて、こんなことを思う。

それは「自分のいまの活動は、明日につながるか」ということ。明日につながるか。来週につながるか。来月、来年、十年後、そして百年後につながるか、ということ。

自分のための仕事なら、せいぜい十年後につながるくらいでも十分だろう。それが、百年後につながるというのはどういうことか。

それは「別の人に託す」ということだろう。見返りを期待せずに託すということ。

結城

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