マガジンのカバー画像

教えるときの心がけ

75
先生が生徒に、上司が部下に、先輩が後輩に、親が子供に「教える」ときはよくあります。そんなときの心がけをお届けします。
運営しているクリエイター

#コミュニケーションのヒント

学んだことをわかりやすく伝えるには(コミュニケーションのヒント)

質問結城さんに質問があります。 私は、難しい概念を分かりやすく説明できる人に憧れます。 「数学などで出てきた新しい概念をゆっくり咀嚼していく」のは好きなのですが、それを「他の人に伝える」となると、どこから話せばいいのか混乱することが多いです。 自分が学んだことをわかりやすく伝えるには、どのようなことに気をつけたらいいでしょうか。 回答ご質問ありがとうございます。 「学んだことをわかりやすく伝える」というのはたいへん大きな話ですので、以下の三点に絞ってお答えします。

¥200

家族に対して勉強と進路のアドバイスをするのが難しい(コミュニケーションのヒント)

質問【勉強と進路の上手い話の仕方】 高校生の妹がいます。彼女とは勉強の話もしますが、「志望校に行きたいなら成績上げないと(=適切な勉強をしなさい)」という話をすると、毎回「できるからって見下すな」と不貞腐れて話が進みません。実際、妹よりも私の成績は良かったのですが、見下して言っているわけではありません。 私のころに比べて、近年の大学受験は難化の傾向があります(私のころは偏差値50で合格濃厚だった学校でも現在は偏差値60あってもザラに落ちています)。この難化は、高校生活での

¥200

質問に回答するとき、結城先生はどんなことを心がけていますか(コミュニケーションのヒント)

質問結城先生が質問に回答するときには「領域を越えないよう配慮している」という印象を受けます。 たとえば、学生からの質問に対してすべてを答えるのではなく「指導教員に聞くべきことは指導教員に聞きなさい」という回答でそう感じました。 また、信仰と科学の関係について質問を受けたときの「聖書は科学の領分の内容には答えないし、科学もまた信仰の問いには答えない」という回答についても同様です。 回答するときには「領域を越えない」ということを意識していらっしゃるのでしょうか。その他に回答

¥200