教えるときの心がけ

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「何がうれしいのか」という問いは数学を学ぶための大切な武器(学ぶときの心がけ)

数学でよく使われる「何がうれしいのか」という問いは、学びの上でとても大切です。この文章では、この問いがどんなふうに大切なのかをお話ししていきます。「学ぶ人」はもちろんのこと「教える人」もぜひお読みください。 結城浩のメールマガジン 2018年2月6日 Vol.306 より 「何がうれしいのか」と…

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質問に回答するとき、結城先生はどんなことを心がけていますか(コミュニケーションのヒ…

質問 結城先生が質問に回答するときには「領域を越えないよう配慮している」という印象を受けます。 たとえば、学生からの質問に対してすべてを答えるのではなく「指導教員に聞くべきことは指導教員に聞きなさい」という回答でそう感じました。 また、信仰と科学の関係について質問を受けたときの「…

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高校教師二年目、生徒をどのように叱ればいいか(教えるときの心がけ)

質問 高校教師二年目です。期末テストが先日終わったのですが、とても悪い結果でした。 勤務してる高校は一応進学校なので、テストの結果について叱る必要があると考えていますが、正直叱るのは苦手です。 生徒に怒りの感情をぶつけたところでこちらがストレス溜まるだけですし、なにより生徒の心に…

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数学科教員に望むことはなんですか(教えるときの心がけ)

質問 私は数学科教員です。 結城さんが数学科教員に望むことはあるでしょうか。 あるならば、それはなんでしょうか。 回答 ご質問ありがとうございます。 これはたいへん興味深い問いです。 まず最初に、私は「教育現場の先生」に対して、大きなエールを送りたいです。 日々リアルな生徒に向き…

問題解決と名前付け(教えるときの心がけ)

先日、こんな質問をいただきました。 歴史嫌いの子供に、歴史の魅力を伝えるとしたら、どんなことを話しますか? これに対して、結城はこんなふうに答えました。 まずは「歴史嫌いの子供」という認識をやめましょう。そしてその子供が「好きなこと」を見極めます。そうすれば答えが見えてきます。 …

《自分の理解に関心を持つ》(前編・後編)(結城浩ミニ文庫)

本書は、日本評論社「数学セミナー」の巻頭コラムに掲載した短い文章二点の再録です(前編:2019年6月号、後編:日本評論社「数学セミナー」2019年12月号)。再録を快諾くださった編集部に感謝します。 《自分の理解に関心を持つ》(前編・後編) PDF/A5版/7ページ/DRMなし 2020年11月11日 結城浩…

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わからない子にわかりやすく教える方法(教えるときの心がけ)

質問 僕は数学が好きです。 昔から、教科書さえ見れば授業を受けなくてもわかったので「わからない子の気持ち」や「わからない子の視点」が理解できず、教えるのが下手です。 どのような点に気をつければ、わかりやすく教えることができるでしょうか。 回答 ご質問ありがとうございます。 自分が…

調べるべきか、聞くべきか(教えるときの心がけ)

たとえば、新入社員。仕事をしていて、わからないことが出てきたとします。そんなとき、どうするか。 大きく二つの道があるでしょう。 ・ひとつは、自分で考えたり調べたりする。 ・もうひとつは、先輩社員や上司に聞く。 この二つ、つまり「調べる」と「聞く」の二つの道です。 二つの道のどちら…

何のためにそうするの?(教えるときの心がけ)

おばあちゃんの思い出(教えるときの心がけ)

結城は小学生のころ「二進法」を覚えた。 十進法と違うような、それでいて同じような、そんな計算が楽しくて、紙にたくさん計算を書いて遊んでいた。 あるとき、祖母に「ここが2の位だよ」と得意げに教えた。十進法では1の位、10の位、100の位、1000の位になるけれど、二進法では1の位、2の位、4の位…