逢はずして今宵(こよひ)明けなば春の日の長くや人をつらしと思はむ
#源宗于朝臣 (みなもとのむねゆきあそん) #古今和歌集 624 #jtanka #短歌
あなたと逢わないままでこの夜が明けてしまったなら、私は(春の日のように)長いこと、あなたをつれない方だと思うでしょうか。
「逢はずして」は「逢は+ず+して」。「逢は」は動詞「逢ふ」の未然形。「ず」は打ち消しを表す助動詞「ず」の連用形。「して」は接続助詞で「……の状態で」の意味。「逢はずして」は「逢わないという状態で」の意味。
「明けなば」は「明け+な+ば」。「明け」は動詞「明く」の