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古今和歌集を読む

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古今和歌集(こきんわかしゅう)から親しみやすい歌を読みます。やさしい解説付き。ちょっぴり優雅な言葉の時間をあなたに。
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#素性法師

いま来むと言ひしばかりに長月の有明けの月を待ち出でつるかな(素性法師)

古今和歌集691の素性法師の歌にSunoで曲をつけました。カバー画像はMidjourneyです。 歌の解説はこちらにあります。 https://mm.hyuki.net/n/ne45a78eda625

秋風に山の木の葉のうつろへば人の心もいかがとぞ思ふ

#素性法師 (そせいほうし) #古今和歌集 0714 #jtanka #短歌 #恋 秋風で山の木の葉の色があせていくように、人の心も移り変わっていくものですから、私が好きなあの人の心もどうなのだろうと思わずにはいられません。 「あきかぜ」は「秋」と「飽き」を掛けています。 「うつろふ」は「木の葉の色づきが変化していく」ことと「人の心が変化していく」ことを掛けています。 「うつろふ」は、変化していくようすを表します。色について好ましい変化ならば「色づく」意味になるし、好

いま来むと言ひしばかりに長月の有明けの月を待ち出でつるかな(素性法師)

#素性法師 (そせいほうし) #古今和歌集 #0691 #jtanka #恋 「長月」は陰暦の九月。 「有明けの月」は、夜が明けるころになっても空にある月。 「待ち出づ」は「現れるのを待つ」という意味の動詞。 あなたの言葉に期待してずっと待っていたのに、あなたは現れず、そうこうしているうちに長い時間が過ぎ、出てくるのが遅い有明けの月が出てきてしまった。これじゃまるで、あなたじゃなくて月を待っていたみたいだよ。ほんとに。 いまこむと いひしばかりに ながつきの ありあ