マガジンのカバー画像

教えるときの心がけ

70
先生が生徒に、上司が部下に、先輩が後輩に、親が子供に「教える」ときはよくあります。そんなときの心がけをお届けします。
運営しているクリエイター

2018年3月の記事一覧

「わからない」の管理と心の中の教師(教えるときの心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.184より) 「数学ガール」の執筆をしていると、そこに登場する数学ガールたちの会話に耳をすませることになります。彼女たちの会話を聞いていてしみじみと思うのは、  わからないことを「わからない」と表現するのはとても大切だ ということです。 もちろん、その「わからない」を生徒がさっと表現できれば、それに越したことはありません。数学ガールの登場人物でいえば、テトラちゃんは自分の「わからない」を表現するの

有料
200

試験について思うこと(教えるときの心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.124より) ある数学者の先生が「試験は実施せず単位は自己申告」という案を書いておられた。つまり、学期の終わりに、  私は、この科目の単位を得るのに値する知識・技能・能力を身につけた と自分で判断し自己申告する。その自己申告に従って単位を与える。そういうシステムはどうかという話である。こういうシステムにすれば、試験も採点も実施する必要がなくなる。 結城自身はこのような自己申告システムはすばらしいと

有料
200