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教えるときの心がけ

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先生が生徒に、上司が部下に、先輩が後輩に、親が子供に「教える」ときはよくあります。そんなときの心がけをお届けします。
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『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』を誰に届けたいと思って書いたのか(本を書く心がけ)

質問『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』を読みました。 小・中・高と、自分にちゃんと向き合ってくれる先生に出逢えた自分は幸せだったと初めて思いました。 この本をすべての先生に読んでもらいたいと思います(特に小学校の先生に)。 結城先生は『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』を誰に届けたいと思って書いたのでしょうか。 回答お読みくださり、ありがとうございます! 私が「誰」に届けたいと思って、この本を書いたか…… もちろん「あなた」に届けたいと思って書いたん

父から学んだ「教える」ということ[Part 3](教えるときの心がけ)

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2014年8月26日 Vol.126 より 夏になると結城は、亡き父のことを思い出す。 それは、8月が父の誕生月だからかもしれない。  * * * Part 1とPart 2は以下にあります。  * * * 父は中学校の理科の教師をしていた。私が通っている中学校の教師。たいへん指導力があり、先生方も一目おく。そんな教師である。 とはいうものの、私自身は父の授業を見たことは一度もない。教壇に立ったことを見たのは一度だけ。しか

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