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教えるときの心がけ

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先生が生徒に、上司が部下に、先輩が後輩に、親が子供に「教える」ときはよくあります。そんなときの心がけをお届けします。
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#学ぶときの心がけ

勉強が「できる子」へのケア(学ぶときの心がけ)

質問小学校でも中学校でも、算数や数学がわからない生徒へのケアは厚いのに、わかる子や楽しい子へのケアがなかったり、邪魔者扱いされたりすることが多いようです。 周囲に聞いても「学力の高い高校に入るまで辛かった」という人が多いです。勉強ができることはよくないことではないですよね? 回答もちろんです。勉強ができることはよくないことではありません。 最初にお断りしておきますが、教育はたくさんの要素が絡む話ですし、また「ケース・バイ・ケース」であることも多いので、私がここで書くのは

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現代は、自分が自分の先生になる時代(学ぶときの心がけ)

イチローさんが「第24回イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式で語ったメッセージの中に「自分で自分を教育する」という話題が出ていました。 我田引水になりますが、2019年11月に上梓した『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』は、たまたまイチローさんのメッセージに呼応する形となっています。拙著の中でも「自分で自分を教育する」ことが重要ポイントとして「自分が自分の先生になる」という表現で出てきました。 結城は、学ぶためには《自分の理解に関心を持つ》という態度が大事である

「何がうれしいのか」という問いは数学を学ぶための大切な武器(学ぶときの心がけ)

数学でよく使われる「何がうれしいのか」という問いは、学びの上でとても大切です。この文章では、この問いがどんなふうに大切なのかをお話ししていきます。「学ぶ人」はもちろんのこと「教える人」もぜひお読みください。 結城浩のメールマガジン 2018年2月6日 Vol.306 より 「何がうれしいのか」という問い数学では、  「そのようにすると、何がうれしいかというと」 のような言い回しがよく使われます。 ・このように定義すると何がうれしいかというと…… ・この命題が成り立つと

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《自分の理解に関心を持つ》(前編・後編)(結城浩ミニ文庫)

本書は、日本評論社「数学セミナー」の巻頭コラムに掲載した短い文章二点の再録です(前編:2019年6月号、後編:日本評論社「数学セミナー」2019年12月号)。再録を快諾くださった編集部に感謝します。 《自分の理解に関心を持つ》(前編・後編) PDF/A5版/7ページ/DRMなし 2020年11月11日 結城浩ミニ文庫mini-027 ※前編は結城メルマガVol.424で配信されたものとほぼ同じです。 ※購入するとPDFのダウンロードボタンが以下に表示されます。

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中高生が数学を学ぶ秘訣(教えるときの心がけ)

※結城メルマガVol.225より。 ※電子書籍(epubとPDF)がダウンロードできます。 いま「中高生が数学を学ぶ秘訣」というタイトルを書きました。 でも「誰も気がつかない秘密」という意味での秘訣をお話するわけではありません。 中高生が数学を学ぶためには、  ・教科書や参考書をきちんと読む  ・自分の頭で考え、自分の手を動かして書く  ・わからないところはもっと考える  ・どうしてもわからないところは先生に聞きに行く ということが大切で、これでほぼ尽きているのじ

「数学ガール」シリーズに登場する村木先生のモデルになった先生の思い出話(教えるときの心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです(結城メルマガVol.157より) 「教えるときの心がけ」のコーナーです。もっとも、今回は「学ぶときの心がけ」かもしれませんが。 「数学ガール」や「数学ガールの秘密ノート」シリーズを書いていると、自分の高校時代のことを思い出します。といっても、あの本に出てくるようなすてきな女の子とのやりとりがあったわけではないんですけれど。  * * * 「数学ガール」シリーズには村木先生という謎の先生が登場します。先生本人が登場する

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