古今和歌集を読む

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ノート

枕よりまた知る人もなき恋を涙せきあへず漏らしつるかな

#平貞文 (たいらのさだふみ) #古今和歌集 0670 #jtanka #短歌 #恋 枕のほかには知る人もいない恋なのだけれど、せきとめることに耐えられず涙を、そ...

大空は恋しき人の形見かは物思ふごとにながめらるらむ

#酒井人真 (さかゐのひとざね) #古今和歌集 0743 #jtanka #短歌 #恋 大空は恋しいあの人の思い出の品なのでしょうか。いえ、そんなことはありません...

秋風に山の木の葉のうつろへば人の心もいかがとぞ思ふ

#素性法師 (そせいほうし) #古今和歌集 0714 #jtanka #短歌 #恋 秋風で山の木の葉の色があせていくように、人の心も移り変わっていくものですから、...

思ふには忍ぶることぞ負けにける色には出でじと思ひしものを

#読人しらず #古今和歌集 0503 #jtanka #短歌 #恋 いとしく思う心には、こらえる心が負けてしまいました。恋心は表に出すまいと思っていたのですけれど...

紅の初花染めの色深く思ひし心われ忘れめや

#読人しらず #古今和歌集 723 #jtanka #短歌 #恋 初咲きの紅花で染めた色が深いようにあなたのことを深く思っていたこの心を私が忘れることがあるでし...

わが恋をしのびかねてはあしひきの山たちばなのいろに出でぬべし

#紀友則 (きのとものり) #古今和歌集 668 #jtanka #短歌 #恋 恋心を隠しておくことができなくて、私の慕う気持ちは山たちばなの赤い色のようにはっき...

人知れぬ思ひのみこそわびしけれわがなげきをば我のみぞ知る

#紀貫之 (きのつらゆき) #古今和歌集 606 #jtanka #短歌 #恋 人知れず燃えるばかりの私の「思ひ」という「火」は本当につらいものです。私の「思ひ」...

種しあれば岩にも松は生ひにけり恋をし恋ひば逢はざらめやも

#読人しらず #古今和歌集 512 #jtanka #短歌 #恋 種があるので岩にも松は生えるのです。あなたを恋し続けたならば逢わないなんてことがあるでしょうか...

ひと知れず思へばくるし紅のすゑつむ花のいろに出でなむ

#読人しらず #古今和歌集 496 #jtanka #短歌 #恋 人知れず思っているから苦しいのです。紅の末摘花の色のように、私の気持ちも表に出してしまいましょ...

行く水に数かくよりもはかなきは思はぬ人を思ふなりけり

#読人しらず #古今和歌集 522 #jtanka #短歌 #恋 流れていく水に数を書くよりもはかないことは、私のことを思っていないあの人を思うことだなあ。 「...